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過活動性膀胱(OVA)

 2002年パリで開催された国際尿禁制学会で認められた新しい疾患名です。日本においては、
40歳以上の男女の8人に1人(810万人)が過活動性膀胱の潜在患者であると推測されます。


<病因>

 過活動性膀胱は、排尿筋過活動の病因に基づいて、神経因性過活動性膀胱と非神経因性過活動性膀胱に大別
される。神経因性過活動性膀胱とは下部尿路の支配神経に障害がある時にみられる過活動性膀胱で、脳幹部橋
排尿中枢より上位の脳障害(脳血管障害、パーキンソン病など)、仙髄より上位の核上型脊髄障害(脊髄損傷、多
発性硬化症など)の2つが代表的な原因疾患です。これらは、神経因性膀胱の一種とも言える。非神経因性過活動
性膀胱とは臨床的に明らかな神経障害がない場合の過活動性膀胱で、従来は不安定膀胱といわれるものに類
似する。非神経因性過活動性膀胱の原因としては、前立腺肥大症のような下部尿路閉塞疾患、加齢、骨盤底筋障
害などがある。



ムスカリン様アセチルコリン受容体拮抗薬
・コハク酸ソリフェナシン(商品名:ベシケア)
・イミダフェナシン(商品名:ウリトス、ステーブラ)
・酒石酸トルテロジン(商品名:デトルシトール)
・塩酸オキシブチニン(ポラキス)



ラットの脳梗塞モデルはOVAのモデルとなります。脳梗塞モデルの中でも慢性実験に最適な小泉モデルにおいてシストメトリー試験を実施し、以下のような差異が見られます。尿の蓄積により通常より少ない刺激で排尿が誘発されるため排尿間隔が短縮します。脳梗塞4週間後まで経時変化の観察実績あり

<測定項目>
○ 膀胱容積
○ 膀胱内圧
○ 排尿間隔
○ 1回当たり排尿量



抗コリン薬の場合、唾液分泌抑制効果を合わせて測定する事により膀胱選択性を検討する事が可能です。